衝撃的な感銘の絵本「ホタル みたよ!」 [diary ‘07.7.27.fri,]
先週のNHK朝早い時間のニュースで紹介されました。
7月19日(木)の朝でした。小郷知子アナウンサーと森本康成アナウンサーの早朝のニュ-スです。
この絵本が紹介されました。
私は、さっそくNHKにメールして、この絵本を発行している盛岡「みちのく みどり学園」の電話番号を調べたのです。
電話をかけたところ、この学園の藤井さんが、親切に応対してくださり、この絵本を送ってくださいました。
盛岡市にある「児童養護施設 みちのくみどり学園」の保育士さんによる原作で、入園なさっている中学生姉妹が絵をかいたものです。
2歳でこの園に預けられたたあくんが主人公です。
この園では、幼児から高校生まで、81人が親元から離れて暮らしています。
親元を離れて暮らさざるをえない境遇にあられる子供さんたちです。
私も仙台で、“子ども虐待防止ネットワーク;代表 村松敦子弁護士”に入会しています。
たあくんのさびしさに想いをはせると、胸がふたがれてしまします
早くお母さんと一緒に暮らせる日がくるといいですね。
※春が来て、たあくんは小学校の1年生になるそうです。たあくんは入学式はお母さんと一緒にいけるそうです。よかったですね。
この絵本の主人公の少年たあくんは、両親がいないことで悲しみ、泣き叫んで、さびしがっているのです。
ところで、私の場合は、たあくんとケースが異なります。 たあくんと私とは、親に対する思いが反対です。
私などは、たあくんとは逆な幼少時でした。
「両親がいなかったら、どんなに良かったか!?」と、いつも思っていました。
親から、いつものように責めたてられ「悪い子」として育てられました。 親は、私を、「矯正施設・更生施設・お寺に預ける」と、何度となく私を脅していました。
「お前が悪い!」といつも大声で怒鳴る父。 その気性の荒さに恐怖心で、子どもの私の心身はいつも萎縮と緊張しているしかなかったのです。
また、母の冷たさ・冷酷さは、いろんな面で、いまでも心に大きな傷跡を残しつづけています。
子どもの頃から、不安神経症・不眠症・夜驚症などがありました。
私は、小学生頃から、子供心に「親がいなかったら、どんなに良いだろう」と、生れてきた自分自身をを恨みました。
自殺したくて、何度も自殺未遂を試みました。
なぜ死ななかったかというと、単純に死に方を知らなかったのです。橋から飛び込むのも怖い。包丁で胸を刺すのも怖い。
恐ろしくない単純な・簡潔な自殺方法を、子どもとして知らなかっただけです。 おそらく、「首吊りで死ねる」と知っていたら、実行していたでしょう。
いまだにこの年齢になっても、彼ら(両親)の虐待は許せません。
たあくんを初め、81人のみちのくみどり学園の子どもたちが幸福な人生に向って歩んでいけることを心から願っています。
そして、この園だけでなく、日本に、また世界にいる、必ずしも恵まれている境遇にあるとはいえない子どもたちに、想いをはせ、彼ら・彼女らたちの幸福を願っています。
070727fri.